コピーライティングを学んでも
意味がない理由
コピーライティングは大事だと分かっているにも関わらず、文章に苦手意識を持っている人が少なくありません。そして、一生懸命コピーを学んでいるけど、メルマガやLPで反応が薄い・・・という人も少なくありません・・・
しかし、もしあなたが今、コピーで成果が出せていないのだとしても、それは決してあなたのせいではありません。
なぜなら、僕たちが学んでいるライティングの教材や講座では、文章のテクニックしか教えてくれないからです。なので、キャッチコピー、オープニング、反論処理、クロージング、ティーザーコピーの書き方をどんなに学んでも、それ以前に大事なことがわからないので、反応が薄いのです。
一体、なぜでしょうか?
もしかしたら、あなたもそんな被害者の一人かもしれません。
この記事は、コピーライティングやプレゼンテーションのシナリオの書き方を学んだのに、まったく成果が出ない・・・という人のためのものです。
なぜ、文章術を学んでも反応がないのか?
2つの理由
実際、僕もコピーライティングで成果が出るまでに時間が掛かりました。
なんで、こんなに大量の教材を買って真似をしているのに、成果が出ないんだろう・・・と思って、最初の2年を過ごしていたときもありました。
コピーさえ学んでいれば、いつかは成功してお金持ちになれると思って頑張ってきました。でも、それは、大きな間違いでした。
コピーを書く上で、絶対にやってはいけないことが2つあったのです。
それが、この2つです。
【注意1】全員に伝えようとしてはいけない
かつて、広告の王様と言われたデビッドオグルビィは言いました。
「人が影響を受けるのは、自分へのメッセージだと気付いた時だけだ」と言っています。
つまり、どんなに素晴らしいことを言っていても、学校の朝礼のように、自分に言われていることと思っていなければ、興味を示さないのは当然ですよね?
なので、Facebookやブログ、そしてプレゼンテーションでも何でもそうですが、全員に伝えようとすると誰にも伝わらなくなるのです。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか?
あなたが一番伝えたい人を「たった一人」だけを決めて、その人宛に文章を書くことです。
世界的に有名な講演家、ドナルドトランプ大統領や、先代大統領と共同講演をしたダン・ケネディ氏によれば、「全員に伝えようとすると誰に伝わらないが、一人に伝えようとすると全員に伝わる」と言っています。
つまり、全員に伝えようとすると、ありきたりになるということです。
【注意2】営業しなくて良いや、なんて思ってはいけない
「コピーライティングは、いわゆる優秀な営業マンを文章にしただけなので、営業で売れなければ文章で売ることもできない」By.ダンケネディ
これは、同感です。
実際、多く有名なマーケッター、ジェイエイブラハムやアンソニーロビンズ、7つの習慣を日本に広めたジェームススキナー氏も、元々は営業経験が豊富でした。人の反応が得られるコピーは、もともと営業経験のある人だと言われているのです。
実際、僕も最初は「そんなことない」と思って必死でした。
しかし、BNIやニーズマッチ、その他いろんな交流会で営業の失敗をして、実際に営業で売れるようになってからその意味がわかりました。営業で売れなければ、文章でも売ることは難しいでしょう。
たとえ売れても、限界がある、ということです。
理由は簡単です。
対面でしか、人の気持ちはわからないからです。
コピーライティングで重要な2つのこと
- 一番伝えたい人をたった一人だけ決める
- その人の悩みや願望を熟知する
- その人だけに伝えるように文章を書く
これが、多くの人に振り向いてもらう方法です。
全員に伝えようとする感謝状より、たった一人のお母さんに書いた手紙の方が、たとえ関係ない人が読んだとしても感動してしまうのです。
あなたは、誰のために文章を書いているでしょうか?
全員に伝えようとしていませんか?
今田覚
P.S.
今日は、尊敬する人のコミュニティに参加をしてきました。
そのコミュニティでは、2018年の目標を決めたのですが、今までの自分の目標の書き方が「明確でなかった」ということに気が付きました。明確にすることで、明日の行動リスト、1週間後のリストも明確になって行動が楽になります。
明確にすれば「これだったら達成できる」という感覚を得ることができ、ワクワクもします。
それと同じように、伝えたい人(ターゲット)が明確でなければ、文章が行ったり来たりして、誰にも伝わらなくなってしまうのです。きっと、すべてにおいて、明確さは大切。
あなたも試してみてください。
P.P.S.
もしあなたが、価値を伝えるのが苦手なら、きっとお役に立てるでしょう。