「努力の方向性」

努力の方向性

「自分が注ぐべき努力は、本当にこっちで合っているんだろうか?」

 

きっとあなたも、私と同じように、「本当にこの努力でいいのかな…?」「本当は違うところに力を入れた方がいいんじゃないか…?」と思って、迷ってしまうときがあるのではないでしょうか?

 

努力の方向性を間違えれば、その分の時間が無駄になる。

 

そう思うと、目の前にあることに100%集中できない・・・なんてことも多いかもしれません。

実際、不安や迷いを抱えながら仕事を進めれば、周りに与える影響やクオリティに響くことに気付くでしょう・・・。僕もよく、この罠にハマっていました。そして、時々でもたまにあります。

 

なので、今日は、「努力の方向性」について説明をしていきます。

 

テニス講師から学んだ「努力の方向性」

 

昨日の渋谷での話です。

18時頃、僕は渋谷のセミナー会場に行きました。

僕は、全国でセミナーを開催しているテニス講師のクライアントさんに会いに行ったのです。

というのも、セールスライティングと広告を使って、来年から多くのお子様に貢献をしていきたいとのことでした。

僕は、そのお手伝いをすることになって、実際に説明会に参加をしてきました。

 

衝撃でした。

 

なぜなら、子供だけじゃなくて、大人も聞いた方がいいんじゃないか、と思ったからです。

 

10年間、テニスで勝てなかった理由

 

その講師は、今までとにかく一生懸命頑張って、練習をしてきました。

ですが、10年間、試合で勝つことができず、大学3年生まで負け続けたのです。

結局、どんなに一生懸命頑張っても、努力の方向性が間違っていれば、時間と労力、そしてお金までも無駄にしてしまうことを伝えている説明会でした。

 

たぶん、子供より僕が一番驚いていたかもしれません。

 

まるで自分のことのようでした。

 

さて、その内容とは何でしょうか?

その話の内容をすべてお話をすることはできませんが、簡単に言うと、次のようになります。

 

なぜ、練習したことが試合で生かされないのか?

 

ということです。

つまり、練習したことが、中々試合に反映されなかったり、緊張などによって練習したことが水の泡になってしまう・・・なんてことが起きてしまって、その過ちを繰り返すものでした。

 

これは、ビジネスでも同じことが言えます。

 

一生懸命学んだことが、営業や集客に活かされず、いつまでも「楽で簡単な方法」を追い求めて、成果を出せずにいる。現実では何も起きないので、同じ過ちを繰り返している。

 

つまり、何が原因なのかがわからないのが原因なのです。

 

数打ち当たれで練習をして、原因が見つからず、試合で負け続ける。

数打ち当たれで勉強をして、原因が見つからず、ビジネスが成長しない。

 

これは、勉強不足なだけかもしれませんし、単なるスキル不足なのかもしれません。営業力や文章力かもしれませんし、会計についての知識かもしれません。もちろん、人それぞれです。

 

しかし、何よりの問題は、原因がわからないことが原因なのです。

 

僕が最近やっと見つけた原因、それは、勉強しても行動しなければ意味がない、ということでした。

 

知的欲求は、満たしても満たしても満たされることはないので、永遠に学び続けてしまい、結果を出さない「知識の宝庫」を作り出します。

 

そして、それは悪いことではありませんが、知識だけあっても、行動なくして成果なしとは、このことを言うんだなと、身をもって思い知ることができました。

 

あなたは、自分の目指すビジネスにおいて、今何が必要なのか、あるいは何が原因で今の課題があるのか、取り組むべき「努力の方向性」は見えているでしょうか?

 

何が原因で、今の結果があるのでしょうか?

 

もし、何年も同じ課題を繰り返しているなら、原因が分かっていないことを疑ってもいいかもしれません。

 

今田覚