From:今田 覚
新橋の喫茶店ルノアールより。
気持ち悪くなりました・・・
実は、ついさっき、とある交流会に参加してきました。
そこで、
とあるマーケターに出会って
とある話を聞いて
とある理由で気持ち悪くなってしまったからです。
理由は簡単です。
圧倒的な知識を見せつけられたから
その人は、日本や海外で有名なダンケネディやリッチシェフレン、マイケルマスターソン、ジェイエイブラハム、テッドニコラスなどの、ノウハウやスキルについて、とても話してくれました。
圧倒的な知識を見せつけられました。
きっとこの人は、私よりも視野が広いんだろうな、と思いました。
圧倒的な知識やスキルは、その人のレベルをよく表してくれます。
普通よりも努力されているのも分かりました。
血の滲むような実践や勉強、夜遅くまで睡眠時間を削って、お子さんや妻がいるのにも関わらず、家族サービスも手を抜かずにしているというのです。
きっと、自分よりも仕事ができて、大きな案件を回していて、多くのクライアントさんを抱えているんだと思います。勉強したいとも思いました。
なので、こんな知識やスキルのある人なら、「一緒に仕事をしてくれませんか??」「もっとお話聞かせてくれませんか??」「お願いします!!」
となるのが私の傾向です。
しかし、この人には、仕事を依頼したいとか一緒に仕事をしたいとは全く思わなかったのです。
聞いてもいない知識を披露
その人は、突然、とてつもない勢いで話し出しました。
「俺のクライアントにはこんな大物の人がいて、こんな凄い人がいて、こんなに抱えきれないほどのお客さんがいるんですよ〜!」
「俺の実績はこうで、ああで、こんなに数字が出ているんです!」
「もう、あのノウハウは時代遅れで、次はああで、こうで、こうしたほうが良いんです!」
その人のエネルギーは、「下に見られたくない」とか「自分の方が上に見せたい」とか「自分はこんなに賢いんだ」と言いたいオーラを全開にしていたのです。
一瞬にして、その人の心情が伝わってきました。
名誉名声という名のアクセサリーを被る人
私たちはよく、役職や成果などの、「見栄」という名のアクセサリーを被って、自分をアピールしたくなります。
私もそうでしたし、今でもそのような「見栄」が顔を出す時があります。
しかし、見栄からくる行動や言葉は、必ず相手を不快にさせ、傷つけてしまうので、頼られることはほとんどありません。
理由は簡単で、元凶がネガティブだからです。
- 大したことない奴だって思われたらどうしよう…
- 仕事の依頼が来なかったらどうしよう…
- 舐められたらどうしよう…
これらの心情の時、私たちの行動や発言はおかしくなります。
世界でも有名な著書『人を動かす』を書いたデールカーネギーも、「人は知識やスキルでは判断していない」と言っています。
つまり、「商品やサービスが悪いからお客さんが来ない」というのは、そもそも間違っているという訳です。もちろん、最低限のサービスは必要です。
しかし、本当の原因は、それを売る側の「あり方」に問題があるのかもしれません。
- 見栄を張っていないか?
- 裏の理由はないか?
- 正直に話せているか?
- 操ろうとしていないか?
これらが心情にある時、その人のエネルギーは潜在的に見抜かれていることがほとんどです。
もしあなたが、商品やサービスが良いのに中々売れない・・・と思っているなら、そもそもの「原因」が違うのもしれません。
知識なのか?
スキルなのか?
それとも、自分自身なのか?
古い格言
『ビジネスを崩壊させる原因は見栄だ』
今田
P.S.
私も見栄を張ってばかりでした。
そして、今でも出る時があります。
人間は承認欲求(認められたい欲求)の塊なので、これをどれだけ抑えるのか?だけでも契約率が変わると言われています。