なんでお前はいつもこうなんだ!
このページでは、なぜ、従業員やスタッフ、アルバイトが自分から行動せず、しかもモチベーションを無くして辞めてしまうのか?行動心理から見た1つのポイントについてお話しします。
そして、なんでモチベーションが上がらないのかも。。。
これが、スタッフが動かない原因と改善策…
“人を改めさせよう、変えようとする前に、
まず自ら改め、自分が変わればよい”
こう言ったのは、昭和24年に倫理法人会を立ち上げ、今では全国で数千の経営者達を集めている、丸山敏雄氏の言葉です。
つまり、「何でお前はいつも言うことを聞いてくれないんだ」「だからお前はダメなんだ」「何で分かってくれないんだ」と改めようとすること自体が間違っている、ということです。
なぜなら、人間は強制されることを根本的に嫌うので、どれだけ「理屈」「論理」、「正当」なことを語られても、感情がついていかないので、身体もついていかないからです。もちろん、権力を使ったり、脅したり、銃を突きつけて動かすのは簡単です。
しかし、その場合、長期的に自ら動いてくれることはないので、指示が毎回必要になって逆に効率が悪くなってしまいます。人は、自分で導きだしていない答えに対して、ただ単に、押し付けられたようにしか感じないのです。
“人を改めさせよう、変えようとする前に、
まず自ら改め、自分が変わればよい”
では、どうすればいいのか?
徳川家康は、現代風にこう言いました。
「怒ってはいけないし、怒らせてもいけないし、責めてもいけないし、変えようとしてもいけないし、動かそうとしてもいけない。じゃあ、どうすればいいのかだって?答えは簡単だ。それは、惚れさせること」
と言ったのです。
つまり、従業員が動いてくれないのは、心から「この人についていきたい」とは思われていないということ。
実際、人は仕事ができるだけでは動いてはくれませんし、頭がいいだけでも動いてもくれません。まず、自分が好かれているかどうかに掛かっている、ということです。
でも、最悪なのはここからです。。。
スタッフを信じないリーダー
人間の行動心理には、次のような傾向があります。
- 自分を好きになってくれる相手を好きになってしまう
- 自分を信じてくれる人を信じたくなってしまう
- 自分に優しくしてくれる人には優しくしたくなる
- 自分を褒めてくれる人にはいつも一緒にいたい
- 自分を頼ってくれる人に頼りたくなる
つまり、信じてくれない人のことを信じる人はいません。
にも関わらず、多くの院長が「だからお前はいつもダメなんだよ」「だからお前は信用出来ないんだ」とスタッフに言っているのです。
従業員を心から信じることができていないのに、「自分の言うことは信じろ」というのは無理な話だとは思いませんか?
- うちの従業員はいつもこうだから信じられない
- うちの従業員は才能がない
- うちの従業員はモチベーションが低い
と思っているなら、従業員は本当にそのような人物になります。
これは本当です。
1950年代にセルフイメージ心理学で有名なマクスウェル・モルツ博士が「お前は馬鹿な子だ、といい扱いを受けた子供は本当にそうなる」と言っているように、これは、大人であるスタッフも例外ではありません。
では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
惚れられたいなら、まずは惚れる
つまり、スタッフを動かす唯一の方法は、、、
- サンキューレターを書いて欲しいなら、まずは自分が書く
- 掃除をして欲しいならまずは自分が掃除をする
- 自分を好きになって欲しいならまずは自分が好きになる
ということです。
最近では、営業テクニックや人をコントロールする方法などの、「小手先のテクニック」ばかりが出回っています。一時的に動かせても、すぐにバレるので、長期的に動いてくれることは絶対にありません。
ポイントはこれです。
“人を改めさせよう、変えようとする前に、
まず自ら改め、自分が変わればよい”
by.丸山敏雄 氏
家族やプライベート、友人や同僚にも同じことだと言われています。
あなたは、誰を改めさせようとしているでしょうか?
P.S.
なぜ、今までの集客方法では患者さんが集まらないのか?
その理由が下記のページです。