なぜ、勉強家の人ほど行動できなくなるのか?
このページでは、なぜ、勉強すればするほど行動できなくなるのか?心理学者、バリー・シュワルツが発見した「脳の混乱」についてお話ししていきます。そして、どうやって対処するのかも。。。
知識がある人程行動できない理由
これは、人によっては知りたくないことかもしれません。なぜなら、今まで頑張ってきた努力を否定しなければならないかもしれないのですから。。。なので、ここから先を読むのは、自己責任でお願いします。
とは言っても、この心理学は、セールスライターやマーケターであれば、人を動かすことにおいて、「必須知識」でもあるので、最終的にたどり着く場所でもあります・・・
では、準備はいいですか?
20世紀最大の発見と言われる脳科学
「選択肢が多ければ多いほど人は行動できない」
こう言ったのは、心理学者、バリー・シュワルツです。
とは言っても、私がこれを知ったのは、日本で有名なマーケティング教材の業界トップ、ダイレクト出版の代表、小川忠洋さんの話を聞いたからです。
これは、私に衝撃を与えました。今まで間違っていたからです。
では、その実験とは何か?
実際に証明されたのは、次の通りです。
脳が混乱する理由
これは、とあるスーパーマーケットで、二つのテーブルに分けて、ジャムを販売した実験です。6種類のジャムが並べられたテーブルと、24種類のジャムが並べられたテーブルがありました。どちらも試食ができるようになっています。
さて、あなたは6種類のジャムと、24種類のジャム、どっちのテーブルが売れたと思いますか?実際、試食で並んだお客さんはどちらのテーブルも同じくらいでした。しかし、結果は全く違ったのです。
結果はこうです。
24種類のジャムは、試食した人の3%が購入。
しかし、6種類のジャムを試食した人は、30%が購入。
つまり、10倍違った、ということです。
なぜでしょうか?
人は、選択肢が多いと行動できない
一見、24種類のジャムのは方が「たくさん選べる」という意味で良さそうに感じるかもしれません。しかし、人間はその逆で、選ぶものが多いほど、時間や労力、そしてリスクを図らなければならないので、とんでもない脳力を使います。
つまり、、、
- 手間が掛かる
- 時間が掛かる
- 面倒臭いから買わない
と思ってしまいます。
もちろん、それだけではありません。選択肢が多いということは、他のものを選んだ時の「失敗したときの後悔」や「あれを選べばよかった…」という感情を回避したい衝動に駆られるからです。つまり、「失敗や後悔」をしない一番の方法は、他でもない「選ばずに帰る」ことなのです。
つまり、私たちのような販売をする側としても、この「選択肢の矛盾」を知っておかなければなりません。そして、使いこなすことが売上に直結するスキルでもあります。
そして、この心理は他にも多大な影響をもたらします。それは、、、
勉強家ほど行動できない原因
これは、知識が豊富な人にも同じ現象が起きています。
なぜなら、知識が多い人は、膨大な「戦略」や「戦術」を知っているので、どれから行動していいのかが分かりません。一つ一つ調べないと「リスク回避」ができないので、いつまでもその場所で止まっているのです。少し悪い言い方をすると、「ノウハウコレクター」とも言います。
「あ、それ俺も知ってるし」
決まってこういうのですが、実践はしていないタイプで、結果も出ていません。
実際、最近ではFacebook、LINE@、インスタグラム、メルマガ、ブログ、YouTubeなど、多くの集客方法があり、多くのコンサルタントがいて、多くの情報商材があります。ほとんどの人は、いろんなものに浅く手を出して、結局、どれも深く突き止めずに次に移ってしまい、やめてしまうのです。
方法があり過ぎるので、誰も、行動できずに「守備」に入っています。もちろん、「報酬体系」という神経が刺激されて、知的好奇心を満たしたいだけの人も中にはいます。
しかし、多くの場合は、リスクを取らないために行動しません。
自己啓発を多く学ぶ人
他にも、自己啓発をたくさん学んでいる人は、おそらく、ナポレオンヒル、アンソニーロビンズ、フランクリンコビー博士、Dr.モルツ、ジェームススキナー、原田隆史さん、本田健さん、ダンケネディ、ブライアントレーシー、ジェイエイブラハム、などの、世界トップクラスの人たちから学んでいる人が多いのですが、いろんなものを学びすぎて、結局なにをしたらいいのか分からなくなってします。
もちろん、彼らが紹介している方法は、私自身素晴らしいと思っていますし、実行しているのも多くあります。しかし何よりも、次に移ろうとすると新たな「混乱」が生まれるので、まずは目の前にあることを愚直にやる。
これが、一番の改善方法だとトップランカーたちは言っています。
なので、もしあなたが中々行動できなかったり、売上にも困っているなら、自分にも、顧客にも、選択肢を減らしてあげることが、一番の解決策だと思います。
天才な人ほどやりたいことが見つからない
こう言われている原因は、どんなことでも簡単にできてしまうあまり、やりたいことが定まらず、なにを選択していいのかわからない・・・そして、何年も二の足を踏んでいるからだ、というのが原因だとも言われています。
選択肢を減らせば減らすほど、自分も他人も行動量が増えるのです。
考える時間も減らすことができますし、何より、時間短縮に繋がります。多過ぎる選択肢から解放されて、肩の荷がおります。
是非、選択肢を絞って売上を上げ、自分の行動領域も増やしてみてください。きっと違う世界が見えるかもしれません。
P.S.
もしあなたが、集客をする上で、ブログやFacebook、LINE@などでセールスライティング心理学を使いたいなら、下記のページがお役に立てるでしょう。