コピーがうまく書けない人の共通点

 

とある大手病院での話。

58歳の医者がいました。

もう、36年も勤めているベテランの医者でした。

 

看護婦さんに呼ばれた患者さんは診察室に入っていきます。

患者さんがイスに座ると、医者はこう聞きます。

 

「一体、どうされたんですか?」

すると、患者さんはこう返しました。

「分かりません」

「ん?どういうことかな?」

「何が悪いのか分かりません」

・・・医者は困りました。

「一体、何を見て欲しいんだい?」

「なんか、モヤモヤするんですよ」

「ん?どの変がだい?」

「胸のあたりが気持ち悪いんです」

「吐き気ってことかな?いつからだい?」

「分かりません」

「大体でいいから教えてくれるかな?」

「たぶん、2年くらい前からです」

「そんなに続いているのか!普通の吐き気ではないようだ」
「それではレントゲン撮りましょうか」

「お願いします」

「うーむ、なんか変な影がありますね」
「これ、見てください」

「これはなんですか?」

「ガンです」

「え?」

「しかも、慢性のガンなので、治すことができません」

「どうすればいいですか?」

「手術が必要です」

「そうですか」

「やけに落ち着いていますね」
「早く手術したほうがいいので…」

「いや、このままで大丈夫です」

「え?どういうことですか?」

「このままで大丈夫です」

「ご家族の方は?」

「いえ、いません」

「身内の方や、一緒に住んでいる方は?」

「もう、いないんです」

 


83歳で身内がいないおじいさん


 

このあと、医者は患者さんに必死で手術をするように勧めました。

でも、結局、このおじいちゃんは死を選んでこの世を去ったのです。

 

とはいっても、この話にはまだ続きがありました。

なぜなら、このおじいちゃんは、、、

 

 


実はガンじゃなくて「肺炎」だった


実は、この病気はガンではなく、肺炎でした。

薬で治る病気だったのです。

 

なぜ、医者は診断を間違えてしまったのか?

 

その原因は、これでした。

 


情報量が足りなかった


 

そして、質問内容をもっと深く聞かなかったことが原因で死んでしまったのです。

 

でも、このような話は、病院に限った話だけではありません。

教える立場にいる人、コンサルティング業をする人にも同じことが言えます。

 

相手の悩みを問題、心配、そして将来どうしたいのか?

という具体的な「診断」ができていなければ、「的確なアドバイス」をすることはできません。

 

ビジネスにおいても同じことが言えます。例えば、、、

 

正しい診断(リサーチ)が無ければ、どんなに素晴らしい手術(コピーライティング)も意味がありません…

 

手術をする必要のない人に、メスを入れて、お腹を開いて、いろいろいじくった後に、「あ、この人病気じゃなかった」なんてことになったら、どう思うでしょうか?

  • 診断を間違ったことによって、必要のない手術をしてしまったケース。
  • 診断を間違ったことによって、手術が必要なのにされなかったケース。

こんなことは、裏ではよくあるそうです。。。

 

それと同じで、私たちが診断(リサーチ)を間違えれば、どんなに1ヶ月間頑張って作ったセールスページでも、全く反応がないということ。

 

ビジネスの格言に、こんな言葉があります。

 

リサーチ無くして成功無し

 

つまり、診断を怠っていたら、いつまでも良い文章が書けないということです。

実際、多くの人が、中途半端な診断をして失敗しています。面倒臭いからです。

 

あなたは、次のような診断(リサーチ)ができているでしょうか?

  • 「お客さん」が抱えている悩み・不安・心配・問題・願望
  • 「商品」のメリット・デメリット
  • 「環境」や「競合」についての概要

これらが分かっていて初めて良い文章を書くことができます。

これらのことを「背景情報」と言います。

 

この背景情報がなければ、コピーを書くことも、添削をすることも、アドバイスをすることすらできません。

逆を言えば、診断される側も「背景情報」を意識的に伝えなければ、相手が三流の場合、間違ったアドバイスをもらうことになります。相手が一流なら質問の嵐になるでしょう。

 

あなたは「背景情報」をどれくらい意識できてるでしょうか?

間違った診断をしていませんか?

 

今田

 

P.S.

コピーライティングの弟子入り募集、今週中にやろうと思います。

P.S.S

リサーチはいつするのか?

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