From:今田 覚

東京のスターバックスにて、、、

 

もう…気になって仕方がありません…

 

というのも…

目の前に、綺麗な女性がいるんですが、その女性の背中に値札が付いているのです…

 

そこは、僕の行きつけのスタバでした。

 

綺麗な女性がレジで、キャラメルマキアートとシナモンロールを注文して、横のカウンターから商品が出てくるのを待っています。

 

そのときです。

 

スタバの店員さんが、キャラメルマキアートとシナモンロールを女性に渡しました。

そして、女性が後ろを振り向く瞬間です。

 

スタバの店員さんは、振り向きざまの女性の背中を見て、大きく目を見開きました。

 

「ッッ!?」

 

私には、心の中の驚きの声が聞こえてきました。

 

店員さんが女性の背中をガン見しています。

背中には、こんな感じの、2つの値札がぶら下げっていました。

そして、僕は見ました。

店員さんが、見て見ぬ振りをするのを。

 

人間なら誰もが持つ行動心理

 

話はまだ続きます。

 

そこのスタバには、丸いテーブルがあります。

7人くらいで囲んで座れるようなテーブルです。

 

60代くらいのおじいちゃんが、その丸いテーブルに座っていました。

値札の女性が、丸いテーブルを通り過ぎました。

おじいちゃんが、さっきの店員さんと同じように、ドリップコーヒーを飲みながら目を大きく見開いて、女性の背中をガン見しています。「まさか」というような顔をしています。

 

おじいちゃんも、驚いていました。

 

そして、僕は見ました。

おじいちゃんが、パソコンを取り出して、見て見ぬ振りをするのを。

 

人間が恐れるものとは

 

まだあります。

値札の女性が、奥のテーブルを選びました。

イスに座る瞬間、向かい側に座っていた夫婦が、その値札に気付きました。

 

「見て見て!あれ!」

 

今度は、完全に声にもれていました。

旦那さんであろう男性に教えて、気付かれないように指をさして笑っています。

 

 

値札の女性は、まだ値札に聞こえません。

 

そして、僕は見ました。

夫婦が、別の話題に変えて、見て見ぬ振りをするのを。

 

なぜ、誰も教えないのか?

 

とは言っても、私は「見て見ぬ振りをするのはいけないことだ!」なんて説教をしたい訳ではありませんし、正しいことを主張したい訳ではありません。。。

 

間違っているとか正しいとか、批判や反論を持ち出すつもりは全くありません…

 

重要なこと。それは…

 

私たち人間は、常に自分が傷付かないという「利益」のために、知らないフリをして生きているということです。言い換えると「正当な言い訳」を作り出して、常に逃げる傾向にあります。例えば、、、

 

  • 男性が教えるより、女性が教えてあげたほうが親切なんじゃないか…
  • 自分が教えなくても、きっと誰かが教えてくれる…
  • 値札があることを教えたら、相手が傷ついてしまうんじゃないか…
  • そもそも自分には関係ない…

 

という「正当な言い訳」を作り出し、関わらないように生きようとします。

たとえ、「本当はこうしたほうがいい」と思うようなことでも、自分が傷ついたり、恥をかいたり、失敗しない生き方をするためには、何事においても、気付いていないフリをするのです。

言い換えると、失敗しない人生です。

 

チャンスを掴む人、掴まない人

 

そして、このような「在り方」は、プライベートや仕事にも、自動的に反映されていきます。

 

  • 失敗しないように、もっと準備が整ってから挑戦しよう
  • 失敗しないように、もっと歌が上手くなってからオーディションを受けてみよう
  • 失敗しないように、もっとスキルが付いてからコンペに応募してみよう
  • 失敗しないように、もっと知識が付いてからやってみよう
  • もっと、もっと、もっと、、、、

そして、ご存知のように、準備期間を作る人のほとんどは、3年後も同じ場所にいるのです。

それは、仕事やプライベート、あらゆる場所に現れてきます。

  • もっと、お金ができてから挑戦しよう
  • もっと、早起きができるようになってから、、、
  • もっと、勉強をしてから、、、

このように考える人の心の中を覗いてみると「失敗したくない…」「恥をかきたくない…」「できない人だと思われたくない…」「だから準備しなきゃ!」と思ってしまいます。

なので、永遠に準備期間中が続くのです。

 

実際、私の知り合いに、歌手になりたい人がいるのですが、過去5年間、毎回同じことを言うのです。

それは、、、

 

「まだタイミングじゃない・・・」

 

私の好きな言葉に、次のような言葉があります。

昔から言われている格言です。

 

「いつか」は永遠に来ない

 

なぜ、どんなに勉強しても意味がないのか?

 

「いつか」のために勉強をすると、どうなるのか?

学校教育13年分と同じように、そのほとんどの勉強は、応用できない知識になります。

 

アメリカで有名な起業家、マイケルマスターソンによれば、「学んだことの80%は、次の日には応用できないものになっている。そして、1週間後には、残りの20%も使えなくなる」と言っています。

もちろん、研究機関によって、そのパーセンテージは若干違います。しかし、どこを調べても、ほぼ8:2に分かれると言われているのです。(気になったら調べてみてください)

 

つまり、言い方を悪くすると・・・

「いつか」のために学ぶ勉強は、ほとんど応用できない知識で終わるので、「あ、それ知っている」と言いながら、使えていない人になります。勉強しても意味がないのです。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

 

それは、今必要なものを使いながら学ぶことが効率的だと言われています。

つまり、学んだことは、すぐに使うこと。

あるいはすぐに行動することだと言われています。

 

失敗を恐れて、知らないフリをする人

 

話がズレましたが、値札の女性の話に戻ります。

ここまで偉そうなことを言っていて、私自身、次のような「失敗思考」が心の中を襲いました。

  • 気持ち悪いと思われたらどうしよう…
  • もし「ナンパ」だと思われたらどうしよう…
  • プライド高そうだから、教えたら傷つけちゃうかもしれない…(だから言いたくない…)

そして、私も見て見ぬフリをしようとしていたのです。

でも「教えなくちゃ教えなくちゃ教えなくちゃ」という声が、私の心を襲います。

一種の罪悪感を感じていました・・・

 

「思ったら即行動」という知識があるにも関わらず、失敗を恐れて二の足を踏んでいる自分にイラッとしました・・・

 

なので、思い切って席を立ち上がり、女性に教えることにしました。

そして、私は女性の前まで歩いて行って、こう言います。

 

「もし違っていたらごめんなさい…背中に札が付いていますよ…」ボソ

 

すると、女性は怒り狂い「気持ち悪いから話しかけないで」

と言われると思いきや、こう言ったのです。

 

 

「助かりました。ありがとう」