盗まれた自転車

From:今田覚

 

気になって仕方がありません…

というのも、あの自転車は
僕の自転車にそっくりだからです。

 

僕はスタバにいました。

ドリップコーヒーを飲んで外を眺めていました。

 

見れば見る程

あれは僕の自転車にそっくりだ。。。

 

緑色のボディにシルバーの車輪。

ねずみ色のサドル。

 

あれは確か1ヶ月前。。。

 

僕はあまり自転車を使わないのですが、切れた洗剤を買おうと思ってちょっとばかし、自転車に乗ろうと思ったんです。

 

玄関を出て階段を降りていくといつもなら僕の自転車が見えてくるはずがそこには何もありませんでした。

 

「あれ、もしかして鍵つけっぱなしだった…?」

 

探してもどこにもありません。

翌日、マンションのおじちゃん(管理人)に聞いてみました。

でも、おじちゃんが移動させた訳でもないようでした…

 

それから1ヶ月。

今、僕はスタバにいます。

 

「あれ…?」

「あれって僕の自転車じゃないかなぁ…」

 

僕はライティングの手を止めて、

スタバの自転車置き場まで歩いて行きました。

すると…

 

そこにあったのは、僕の自転車。

 

僕の相棒が見つかりました。

なぜ、いつも通っているスタバに

僕の盗まれた自転車が?

 

僕は気になって

スタバの店員さんに聞いてみました。

 

「あぁ、あれ、この前今田さんが

乗ってきたんじゃないですか〜」

(常連なので覚えられている)

 

「え??」
と混乱する僕。

 

「早く持って帰ってくださいよ〜」

 

綺麗な店員さんは

本当に「迷惑」そうな顔で言います。

そして思い出しました。

 

なんと、

盗んだ犯人は僕だった。

 

そう。要するに、

いつも僕が通っている「仕事場」のスタバに一回だけ自転車で行った時がありました。

 

歩いて5分くらいの場所なので自転車は必要ないと思って、2年間同じスタバに通い続けました。

 

それだからか。。。

 

自転車で行ったことを忘れて、スタバから出た瞬間そのまま歩いて帰ってしまったのです。

電車の中に忘れる傘のように。

 

もしかすると、あなたは今「コイツは重症だ」と思ったかもしれません。

ええ、その通りです…

 

もちろん、僕ほど大きな忘れ物をする人はいないかもしれません。

でも、きっとあなたも持ってるのに使っていないという経験はあるのではないでしょうか?

 

せっかく持っている知識も知識だけのままで使っていない、なんてことはありませんか?
また、、、多くの本や教材を学んでいて知っているだけで実践してない、なんて知識やテクニックはないでしょうか?

僕はコピーライターですが、例えコピーライティングのテクニックを大量に知っていたいとしても、実際に使っていなかったらただの「ノウハウコレクター」になってしまいます。

 

自転車も乗らなければ意味がない

 

たとえ役に立つ自転車でも、乗っていなければ意味はありませんし、中途半端に使うことで逆に「惨事」を引き起こすこともあるのです。

 

つまり、スティーブン・コヴィーが言うように、、、

“一時的な実践では意味がない。習慣だ”

ということです。

 

効果のある文章テクニック、あなたは習慣的に書くことはできているでしょうか?

忘れ去られた「自転車」になっていませんか?

 

今田

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